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ショートストラングルの戦略(6)

オプション取引
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ショートストラングルの戦略(5)では、セータ一定でのローリング戦略で、原資産価格変化が起きた時の、オプション価格の変化について、コールオプションをモデルに考察した。
本稿では同様の考察を、プットオプションを用いて同様の考察した。

プットオプションでのシミュレーション

日経225オプションを事例として用いる。以下を共通のパラメーターとして、同一セータ(※実際には同じ値にすることがきないため、実際に使用した値を表に示した)における権利行使価格、デルタ、ガンマおよびプレミアム(オプション価格)を計算した。ボラティリティは、観察した日付の実際のプレミアムを元に計算した値を表に示した。なお、1年の日数として取引所の稼働日である257日と設定し、満期までの日数は取引所の稼働日数を用いた。
さらに、原資産価格\(S\)が1,000、2,000、3,000円下落した時のプレミアム\(V\)を計算し、原資産価格が67000円の時のプレミアムとの差分\(dV\)をそれぞれ計算した。

(1)初回デルタ0.05その後セータ一定(-17前後)

 2026年
8月10日
2026年
8月17日
2026年
8月24日
2026年
8月31日
2026年
9月7日
権利行使価格\(K\)56,00057,00058,00059,50062,000
セータ\(\varTheta\)-17.05-16.89-15.96-15.65-19.58
デルタ\(\varDelta\)-0.0522-0.0462-0.0369-0.0289-0.0250
ガンマ\(\varGamma\)0.00001390.00001460.00001460.00001550.0000218
ボラティリティ\(\sigma\)0.37460.36390.3540.34020.3205
プレミアム\(V\)176131844926
\(V\)-1,000円2361851208765
 -2,000円315258195149148
 -3,000円415360287246310
\(dV\)-1,000円6054363839
 -2,000円139127111100122
 -3,000円239229203197284

(2)初回デルタ0.10その後セータ一定(-27前後)

 2026年
8月10日
2026年
8月17日
2026年
8月24日
2026年
8月31日
2026年
9月7日
権利行使価格\(K\)59,00059,50060,00061,00062,500
セータ\(\varTheta\)-26.51-26.88-26.29-27.01-27.21
デルタ\(\varDelta\)-0.1038-0.0918-0.0740-0.0594-0.0377
ガンマ\(\varGamma\)0.00002560.00002660.00002670.00002880.0000310
ボラティリティ\(\sigma\)0.34460.34020.3360.32790.317
プレミアム\(V\)37027517910841
\(V\)-1,000円48538526818398
 -2,000円635525395305213
 -3,000円820705565480425
\(dV\)-1,000円115110897557
 -2,000円265250216197172
 -3,000円450430386372384

(3)初回デルタ0.15その後セータ一定(-32前後)

 2026年
8月10日
2026年
8月17日
2026年
8月24日
2026年
8月31日
2026年
9月7日
権利行使価格\(K\)60,50060,50061,00061,500–
セータ\(\varTheta\)-32.29-31.78-32.86-31.82–
デルタ\(\varDelta\)-0.1452-0.1198-0.1031-0.0746–
ガンマ\(\varGamma\)0.00003360.00003300.00003500.0000347–
ボラティリティ\(\sigma\)0.33190.33190.32790.3241–
プレミアム\(V\)535375260139–
\(V\)-1,000円695510385233–
 -2,000円900690550380–
 -3,000円1145915775585–
\(dV\)-1,000円16013512594–
 -2,000円365315290241–
 -3,000円610540515446–

まとめ

プットオプションにおいて、セータ\(\varTheta\)一定とした時に、一定額の原資産価格の下落が起こるときのプレミアム変化を経日でシミュレーションした。その結果、満期に近づくほど、このプレミアム変化が小さくなることが分かった。また、プレミアム変化の大きさは、コールオプションのそれとほぼ同等であった。

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